河津町章

踊子歩道

踊子歩道

踊子歩道 (家族向・一般向) 踊子歩道 約4時間35分 / 河津七滝めぐり 約1時間00分

コース案内 渓谷、滝、杉並木、文学碑など
見どころいっぱい
伊豆の踊子の叙情が
あざやかによみがえります

「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、
雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた…」
川端康成の名作「伊豆の踊子」の書き出しである。
詩情鮮やかに天城のイメージを表わした名文である。この名作の舞台となった天城路を歩いてみよう。

伊豆急の河津駅から修善寺駅行バスで47分水生地下で下車する。
ここから本谷川沿いに旧天城街道に入る。踊子橋をすぎた左に伊豆の踊子文学碑が建っている。
杉やブナ、ヒメシャラの原生林に覆われたつづら折りの道は水生地をすぎ、
やがて旧天城トンネルヘとさしかかる。
新緑の頃は目を洗われるような鮮やかな緑がすばらしい。
トンネルの中に入るとヒンヤリと冷たい。昼間はシャレた明かりが所々についているので歩き易い。
トンネルを抜けると、つづら折れの下り坂。ここらは踊子が歩いた昔とちっとも変わっていない。

初景滝(伊豆の踊子像) 寒天橋からは舗装道となる。
ここから専用バスで八丁池(野鳥の森経由)及び
三筋山へのハイキングコース(天城三筋山遊歩道)がある。
寒天橋のすぐ下に二段になって落ちる高さ20mの二階滝を見て下る。
新道への分岐から再びジャリ道となり、なおも杉や檜の下り道。
国道を横切って、また杉の林の中の細い道を下っていく。
小さな沢にかかる橋を2度渡ると、
次第に川の音が近づき、やがてわさび田にぶつかる。
左の細い道を少し行った所から河原に降りると平滑の滝。
大きな一枚岩に巾20m、高さ4mで落ちる様は、
二階滝とちがった趣きが感じられる。
わさび田から右へ曲がると、平滑の滝上にかかる鉄の橋をわたる。すると、また杉の林の中。
木立の切れ間の左手上に新道の橋が大きくカーブしている様子が見られる。
林道に出て左へ曲がり橋を渡ってしばらく行くと休憩舎のある宗太郎園地。
この先に美しい杉並木がつづき、休憩舎とトイレを左に見て進むと、やがて河津七滝の釜滝入口に着く。
210段の急な石段を下ると釜滝に出る。柱状節理の玄武岩が覆いかぶさるように追ってくる。
ここからエビ滝・蛇滝と見て下り初景滝で舗装道に出る。ここに伊豆の踊子像がある。
カニ滝・出合滝・大滝と見学した後、ループ橋の下の旅館青木の坂から右ヘ下っていく。
「民宿てっぽう」の先から右へ曲り、つり橋を渡った所が元発電所跡。

伊豆の踊子文学碑(湯ヶ野) みかん畑を右に見て真直ぐ進むと広い道に出る。
左へ下って大鍋橋の手前から右へ曲がり、民家の前を通って小渡戸橋を渡る。
車が一台やっと通るくらいの道で、左下に河津川の清流が見える。
道が広くなって右奥に頼朝ゆかりの小鍋神社があるので詣でていこう。
橋を渡ってTの字を左に行くと国民宿舎かわづ。
左側を河津川へ向かって右へ曲がる。
川沿いに進めば対岸に伊豆の踊子文学碑。

福田家の伊豆の踊子像 その先に踊子の宿福田家が見える。橋を渡った正面が福田家。
福田家は「伊豆の踊子」の『私』が泊った宿で入口にブロンズの踊子像がある。
文学碑には、川端康成の直筆で「伊豆の踊子」の一節が刻まれている。
『湯ヶ野までは河津川の渓谷に沿うて三里余りの下りだった。
峠を越えてからは、山や空の色までが南国らしく…』
踊子が裸でとび出したという共同湯は
福田家の対岸にあり、湯気が小窓から洩れている。
共同湯の前を通って石段を上れば湯ヶ野のバス停に出る。