伊豆深層水 豆知識

海洋深層水についての豆知識

海洋深層水とは

海洋深層水
海洋深層水(Deep Ocean Water)とは、
資源利用を意図した呼称で、
海洋学での深海の一般的な定義を当てはめ、
およそ200m以深の海水全体に対して
深海にある海水という意味でこの呼称が選ばれました。 海洋深層水は、太陽の光の届かない200m以深の海水ですので、
光合成による有機物生産がほとんど行われず、
富栄養性、清浄性、低水温性、水質安定性などの
優れた資源性を有しています。
資源利用の観点からは、海洋深層水は、
「光合成による有機物生産よりも有機物分解が卓越し、
 かつ、鉛直混合や人為の影響が少ない、
 補償深度以深の資源性の高い海水」と定義づけられています。

特徴

富栄養性
植物の成長に欠かすことの出来ない無機栄養塩類(硝酸塩、リン酸塩など)が豊富に含まれています。

清浄性
細菌類が少なく、陸水や大気からの化学物質や病原性微生物などによる汚染の可能性も少なくなっています。

低水温性
太陽の輻射を受ける海面に近い表層の海水に比べて、年間を通じて水温が低くなっています。

水質安定性
海水として無機化が進んでおり、水質が物理・化学的及び微生物学的に安定しています。
また水質の変動が小さく、年間を通じてほぼ安定しています。

海洋大循環とは

海洋大循環
世界の海洋には
いくつかの熱塩循環が存在していますが、
その最も大きなものが
「海洋大循環(Great Global Conveyer)」です。 北大西洋のグリーンランド沖と
南極海のウェッデル沖で冷やされた海水が大量に沈降し、
それぞれ北大西洋深層水(North Atlantic Deep Water)、
南極低層水(Antarctic Bottom Water)となって
深層をゆっくり流れていきます。
太平洋は大西洋に比べて雨量が多く
塩分が薄くなっているという条件が加わって、
深層の流れは大西洋からインド洋、太平洋へと流れ、
そこでじわじわと湧き上がっていきます。
グリーンランド沖と南極海で沈降する海水の量は1秒間に約40メガトン、
大西洋で沈み込んでから太平洋で湧き上がるまでの期間は、1,500〜2,000年程度と言われています。

伊豆の海洋深層水

伊豆半島は相模湾と駿河湾に面しておりますが、
私達は、赤沢で取水された海洋深層水を利用しております。

赤沢海洋深層水

2007年より海洋深層水事業が始まり、現在のところ日本最深の800mから取水しています。
およそ1100年以上の歳月を掛けて地球を廻ってきた、ミネラルをたっぷり蓄えた海洋深層水です。

駿河湾海洋深層水

駿河湾は、湾内の最深部が2500mを超える日本一深い湾です。
湾の西部に位置する焼津で水深270mと397mより「黒潮系深層水」、
水深687mより「亜寒帯系深層水」を取水しており、これらを総称して「駿河湾深層水」と呼んでいます。
2001年に施設が完成し、2002年より本格給水を始めましたが、
2009年8月の地震被害により、水深687mは汲み上げがストップしております。